ヒストリックで青単使ってる話
MTGAで使ってるデッキのことを書きます。
戦略ガイドほどかっちりしたやつじゃなく備忘録的な雑感。
もう少し詳細なガイドっぽいやつ↓
※この記事と上の記事は『エルドレインの王権』環境での内容となります。
フォーマット:ヒストリック
使用デッキ:【青単】
1.使用経緯
・ヒストリックのメタゲームについてdiscordに「いくらか回してみた感じネクサス、ケシス、原野の三大アンフェアとそれを狩りきるグルールが強そう」みたいなこと書いた*1ら「青緑が強いからシミックで他のデッキ出てきそう」という反応があったので旧スタンデッキに足せる『エルドレインの王権』の青緑パーツ何があるかな~と眺めてみたら《フェアリーの荒らし屋》《厚かましい借り手》《神秘の論争》があったので青単いけるのでは……?と思った。
・旧スタンの青単は個人的に好きなデッキ。MTGは対話のゲームなので「ハマったとき相手になにもさせない」というのはもちろん気持ちいいし、きちんと対話(ライフレース)して残り1点まで計算して勝ち切るのも気持ちいい。色事故がないのも精神衛生的に素晴らしい。スタン時代の仇敵だった赤単や白単もランク戦に持ち込んでくるやつなんておるまい。*2
・とはいえ予測では環境最速アグロはグルールで、2ターン目から横並び戦略されたら手も足もでないだろうな……と思いつつランク戦潜ったら遭遇したのはケシスと原野ランプで、どちらにも戦略通り勝てたので、環境に多いであろうアンフェアに有利つくなら案外いけるのか……?と、そのまましばらく使うことに。シミックネクサスを時間切れに追い込んだりグルールに三連続で勝ったりしたあたりで「ちゃんと記録とろう」と思いいまさらのようにUntapped.ggに登録した。その後の戦績は12-10。うーん微妙。しかし負け続けるってことがないなら、使ってて楽しいしマッチ時間短い*3し、もうしばらく使おうかなといまにいたる。
2.デッキリスト
Deck
4 Chart a Course (XLN) 48
3 Dive Down (XLN) 53
2 Lookout's Dispersal (XLN) 62
4 Siren Stormtamer (XLN) 79
2 Spell Pierce (XLN) 81
4 Curious Obsession (RIX) 35
1 Blink of an Eye (DAR) 46
4 Merfolk Trickster (DAR) 56
4 Tempest Djinn (DAR) 68
1 Pteramander (RNA) 47
4 Spectral Sailor (M20) 76
2 Brazen Borrower (ELD) 39
2 Faerie Vandal (ELD) 45
4 Opt (ELD) 59
19 Island (ELD) 257
Sideboard
2 Disdainful Stroke (GRN) 37
2 Essence Capture (RNA) 37
4 Aether Gust (M20) 42
3 Cerulean Drake (M20) 53
4 Mystical Dispute (ELD) 58
・適当に組んだので改善の余地はたくさんあると思う。
・フィニッシャーたる太いクロックとして《大嵐のジン》以外に《フェアリーの荒らし屋》+《執着的探訪》のシナジーが良い感じ。《執着的探訪》の付け先は《幽体の船乗り》でもいい。3回も攻撃が通れば相手が爆発する。逆に期待ほどクロックとして活躍してくれていないのが《厚かましい借り手》。《一瞬》と散らしてみたけどこちらはキッカー込みで唱えることほとんどない、でもバウンス(できればパーマネント全部さわれるやつ)が欲しい場面はたびたびある……ということでバウンス三枚体制はもう少しお試し。
・《プテラマンダー》は引くころには順応コスト安くなってるでしょのピン挿し。ゲーム終盤に引いて2マナ5/5になってくれるケースが何度か。スタン時代より墓地にいくスペルが体感的に減っているのはバウンス枠が借り手だからか(いま気付いた)。1マナ飛行クロック枠として腐らないしとりあえず1枚採用はいいと思うけど、2枚目以降はどうだろう。《送還》でもとる?
・その他スペル枚数の細かい調整はノリ。《潜水》は単体除去そんなに多くなさそうなら減らしてもいいかも。1,2ターン目で「《呪文貫き》握ってればな~」ってなった場面もそんなになかったので2枚は悪くない数字な気がする。
・島19は舐めてる。「土地1+《選択》」みたいなハンドキープして3ターン目まで2マナ出せず負けたみたいなことが3回くらいあった*4ので20か21欲しい。特殊土地はいらない。
・サイドはデッキ作成時に「ケシス、原野、ネクサス、グルール」を想定して対策を積み、赤単に負けた腹いせにプロ赤ドレイクをねじ込んだ状態。グルールの生物でつらいのは緑なのでグルール対策にはなっていない。正直ドレイクは抜いていい。グルールじゃなくとも速いアグロは苦手なので生物対策はもうちょっと厚めにしたい。
3.デッキ相性
対ネクサス 〇
・《荒野の再生》設置がビックアクションになるネクサス側からすれば青単は非常にやりづらい相手のはずです。いま出回ってるリストだとサイド後の《夏の帳》《変容するケラトプス》で一気に相性が改善されますが、一本目とって先手の三本目でマッチ勝ちするつもりで。ケラトプス着地は《霊気の疾風》で先送りしてその隙に殴りきります。あと、ネクサスは勝つまでに時間がかかるのでタイマーはきっちり削ってもらいます。無限ターンに入られたら本を読む。《夏の帳》使用停止も追い風ですが、お互いに《神秘の論争》使うのでそこは注意が必要でしょうか。
対ケシス △
・生物主体のコンボなのでいまの構成だとメインで対処しづらいのが難。構築次第でいくらでも対処する手段はありそう。しかし、エムリーはともかく《回生+会稽》入りのリストなんてのもあるんですね。まだまだ知らない飛び道具があるのでは……オーコの使用停止でこちらの《大嵐のジン》が無効化されなくなったのは追い風。
対原野 〇
・ゾンビが湧いても飛行生物はその上を行くし、相手の全体除去を打ち消す手段には事欠かない。青単相手に開始3ターンマグロになってくれるとてもいいデッキ。《死者の原野》使用停止で消える。
対グルール △
・ガン不利のつもりだったけど相手してみたら案外なんとかなっている。とはいえメインは相手がまごついてこっちが理想の回りじゃなきゃほぼ無理。グルールを倒すためだけのサイドできっちり対処していく。《夏の帳》《むかしむかし》の使用停止で使用率減りそうだけど。
対コントロール全般 ◎
・相手に何もさせたくなくてコントロール握ってる相手に何もさせないで勝つときが青単使ってて一番楽しい瞬間だと思います。
4.その他
・そのアーキタイプをヒストリックに持ち込むひといるんだ~ってデッキに当たって負けるケースが多い。お前だよ黒系アグロ。
・なぜかソウルシスターズとも複数回当たった。《魂の管理人》にライフを回復されるのはもうどうしようもないので、《アジャニの群れ仲間》をうまくいなして、中盤以降にゲームのコントロール権を奪い取ってド太い飛行クロックで追い詰めた。飛行は正義。
・MTGはたのしい。